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プログラミング初心者向けの記事やランニングや就職活動、資格などについても書いています。

専門学校教員として小学校でのプログラミング教育について考える

小学生へのプログラミング教育のむずかしさ

次回の学習指導要領の改訂で、小学校でプログラミングの教育がはじまりますが。現場感覚でのむずかしさ、必要性などを書きます。

 

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1.環境構築の問題

統一した環境を整えることができればマニュアル化して授業の導入が出来るでしょうが、スペックやOSまでも違うマシンで環境構築が出来るでしょうか。小学生の教員はワードやエクセルがなんとか使える程度で、ソフトのインストールを一度もやったことがない人が担当するのではないでしょうか。

 

 

2.効果測定の問題

小学校段階におけるプログラミング教育の在り方について(議論の取りまとめ)によると

http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shotou/122/attach/1372525.htm

「プログラミング的思考」を身につけることを目的としてます。

プログラミング的思考とは「自分が求めることを実現するために、必要な動作や記号、またそれらの組み合わせを考え、どのように改善すればより意図したものに近くのかを考える論理的思考」となっています。

必要なのは分かりますが、身についたかどうかを判断するのはどうするのでしょうか

 

 

3.指導人材育成の問題

一番大きな問題ではないでしょうか。小学校の教員不足が大きな問題となっていますが、さらなる負担増ともなります。研修の時間と予算はどこから捻出するのでしょうか。高校の情報科目必修化のときもそうでしたが、指導できる人材が確保できる目途が立たない状態で、とりあえず案を走らせてしまうことは正しいのでしょうか。新しくやることがどんどん増え、教員になんでもやらせる、負担をかけることは問題ではないでしょうか

 

 

論理的思考が身に付けば、その先どうなっていくでしょうか

 

コミュニケーション力が身に付く

就活の際にコミュニケーション力が問われますが、論理的に意見を交わせるようになればいいですね。

 

理系が増える

大学では、文系の新しい学部学科がたくさん出来ましたが、理系の新学部学科は少ないように感じます。理系の選択肢が増えることはいいことではないでしょうか。

 

職業選択の幅が広がる

IT人材不足が懸念されていますが、専門学校の現場からの意見としては、ワードやエクセルを学びたいと思って入学する子がいなくなればいいとは思います。IT=プログラミングではないですが、パソコンを使う仕事のイメージは多少なりとも変わるのではないでしょうか。

 

 

しかし、論理的思考教育は必要である

 

プログラミングが出来る人は、出来ない人と比べて論理的思考が出来るかどうか確実には言えませんが、論理的思考が出来る人を増やそうという取り組みに対しては大いに賛成です。日本の文化や日本語は論理的思考が育ちにくいという側面はありますが、論理的思考が育てばコミュニケーション力が上がるはずです。経済成長率が低迷している昨今、コミュニケーションの効率化を図り、しいては仕事の効率化を図っていくことが、日本には必要であると考えます。